放送時に見たのはJOのアモディオさんとアボットさんと織田さんだけ。今日見たのはそれ以外の選手の試合の部分だけ(もうインタビューとかキスクラは全部飛ばし)とCOIの短縮版(フランス人選手が全部カットされてた放送版)です。

女子は宮原さんとメドベージェワさんの演技は、あの時期にして(彼女たちにはありがちとはいえ)かなりすごいレベルだったのにニュースで取り上げてました? 女子はおもしろかったですね。以下メモ。

  • 樋口新葉さんの見ただけで何の曲をやるのかわかる衣装(でもとりあえずピンクにしてみました)。既視感結構あるけどピンクにすればいいだろうという割り切り方はすごい。特に似合う色でもなさそうなのに。いっそ黒ベースにしたほうが合うかもよ……。まだ完成されていないようなので控えめに書きますが、あの曲はフィギュアスケートの勉強という意味では一度はやっておいたほうがいい曲らしいし(そんなこと昔佐藤信夫先生が言ってたような……)、シニア初年度だし、基本に忠実というかオーソドックスな意味でもいい選曲だと思います。ただ、去年も感じたのですが、スピード感があると解説される、言われる割には、年々そのスピード感・疾走感が落ちてきてるような感じがするのがとにかく気になりました。シニアクラスになるとつなぎも凝ってくるから、2~3年前のようにはいかないとかあるのかもしれませんが、滑り込めばその辺もよくなるんでしょうか。八木沼さんは上半身の表情の付け方がいいと言いますし、私もそれはそうだと思うのですが、一応スケートは下半身の表情、すなわちスケーティングあってのことなので、かえってスケーティングが曖昧になるのなら上半身の表情の豊富さにはこだわらなくても今の段階ではいいと思います。だってさ、宇野さんだってわりと上半身のポーズの付け方とかワンパターンじゃないですか。でも彼はなんだかんだいっても滑りはちゃんとしてるからね。神宮のリンクに行けば入り口に樋口さんのポスターどーんとあるようですが、一応私めも都民である以上がんばってほしい選手ではあります。
  • ゴールドさんには、いつものことですが樋口さんやポゴリラヤさんが余らせてるリンクのスペースを分けてあげたいと思いました。あの人にはリンクの長さが短すぎるんだよ。あれ転倒したときにどこか痛めた(んですよね?)だろうから、精彩を欠いてしまってもしょうがないし、とにかく本調子の演技を期待しますわ。プログラム自体は今回もローリーが(まだローリーですよね?もうそういうことも最近知らない)気合いをいれてやってくれたように思うので、楽しみにしています。
  • 宮原さんのフリーはよくできてますね。レイア姫も小柄で若い設定だけど、きゃぴきゃぴ要素がないなんというか老成したタイプだったから、落ち着いている彼女にとても合っています。それを発見したのがディクソンさんなのかどうかはいきさつ知りませんが、なるほど!と唸ってしまいます。COIでやってたSPなのかな、ワルツも悪くないけど、もっと3拍子らしくっていうんでしょうかねえ、その辺がわかるように、というか特徴をつかんでうまく音合わせできればずっとよくなるんじゃないかと思います。なんだか4拍子の曲でやってるノリとまだそれほど違いが見えないところが少し残念な感じがします。3拍子を田舎くさくなく、洗練された感じで滑るのって難しいからね、ほんとチャレンジですよ。
  • ワグナーさん。ミューズの鉄拳のパラパラ漫画振り子曲のフリー(といってもあれから鉄拳はいくつかミューズの曲手がけてるようですね)。男性ボーカルのああいう曲を違和感なくできるのってアシュリーの強みですよね。何でも「強い人」になっちゃうといえばそうなのだけど、必然的に選曲の選択肢が広くなるからそこまでワンパターンに見られないという意味でこの選手のスタイルはかなり有利。(そういう先々のこと考えると、樋口さんもある程度の年齢になったら「強い人」系のスタイルで決めちゃった方がいいかもしれないですね。でも若いうちにいろいろ試しておくのはいいと思う。目先のこと考えずに、スケーティングスキル伸ばすとかそういうことやっておいたほうがいいように思いました)
  • ポゴリラヤさん。衣装すばらしいね。やってることに目新しさはないかもしれないけど、逆に言えば、奇をてらわなくても演技を見ていられるというのは、この選手の最大の長所だと思います。こういう選手は代表選手団に1人はほしいなって感じ。
  • メドベージェワさん。このままパントマイム系で行くんでしょうか。実際、彼女はこの手の演技がうまいし、なにより「わかりやすい」し、そのまま来年まで行くんだろうなあ。バカでもわかる、何をやってるかわかる曲と振り付け、ジャッジフレンドリーな振り付け。そうなんですよ、つい最近まで歴代最高得点を維持していたFSも「銃をぱーんと撃ってます」ってそれ以外の解釈はあり得ない振り付けだったわけで、こういう靴のブレードに関係ないわかりやすさはフィギュアスケートという採点競技においてきわめて重要なようです。でもね、世の中の振り付け師はロシアの独創性を見習うべきだと思いますよ。2種類のトリプルトリプルとか手を挙げてジャンプとか、まあ普通にやってれば今年も彼女の集金マシーン的なプログラムが優勝だろうと思います。ただ忘れてはならないのは、彼女はちゃんとそれをかなり完成された形でやってるわけです。それはえらいと思います。
  • ハビエル。彼のように技術力が評価された選手が、エルビスみたいなポップな曲をできるというのは強みだと思います。やっぱりうまいなあって見てた。
  • で、次にアダムを見たら、でも、やっぱりジャンプ以外の部分はアダムの方が魅力的なんだよなあ、スケーティングといい、姿勢の良さ、上半身の表情の付け方、スピン……でもね、ジャンプが跳べないと評価されないシステムだから残念だけど、オリンピックで見たい選手です。
  • で、先日文句言った宇野さん。もうFSは「クラッシック+オペラ」「フラメンコ+タンゴ」のローテーションで行くのかな。あそこまでジャンプのレベル上げてしまうと、まあほかのところがこれまでのリサイクルじゃねえかと思っても仕方ない部分もあるのかもね。結果出さなきゃいけないし。本人も自覚しているように片手だけでなくもっともっと両手つかえるといいのかも。SP見てたら町田さん懐かしくなっちゃったよ。あと、紫の衣装が彼の場合、意外と似合っていて見栄えがするので、だから羽生さんはプリンスの曲で紫メイン避けざるを得なかったのかなと思いました。