そうだろうなあ。

蓮舫氏「台湾籍残っていた」と謝罪 代表選は継続 | NHKニュース

民進党代表選挙に立候補している蓮舫代表代行は、記者団に対し、日本国籍と台湾籍の、いわゆる「二重国籍」になっているのではないかと指摘されたこと…

さあ、これで日本国籍剥奪だなんて盛り上がってもしょうがないと思います。帰化支援NGOのサイトなどいろいろ読んでいると台湾籍は申請すればすぐに抜けるもののようですよ。日本に帰化する場合、よほど日本への帰化に確実性がないと無国籍状態になってしまうのでかえって要注意といった話もあるようです。

それ以外にも、在日の台湾人も日本生まれと台湾生まれだと台湾に戸籍があるかどうかの違いもあるらしく、日本生まれで両親が手続きをちゃんとしていないと逆に台湾に戸籍がなくて台湾人としての証拠があるとかないとか結構めんどくさそうです。

いろいろ読んでいて、いざとなったら蓮舫は台湾で戸籍登録していない可能性にも賭けるんじゃないかな、とも思ったのですが失効したパスポートもっているぐらいだし、ニュースを見る限り親御さんはちゃんとしていたことになりますね。もうね、台湾籍があるなしを本当に知らなかったのなら一族そろって馬鹿なんじゃないのという世界だし、頭のよさがあるならば当然知っていただろうし。どっちに転んでもイメージは悪い。気の毒になるほど。

ともかく、もう一方の国籍抜けちゃったら最後、そこで日本政府が一方的に日本国籍も剥奪して無国籍にしてしまったらまずいでしょう。国として本人の申請なしに国籍剥奪するのは世界人権宣言に反することになります。外務省のサイト(この第2章)にも載っているほどなので、積極的に日本国民の国籍剥奪なんてわざわざ政府としても国際社会の一員としておおっぴらにやりたくないのが本音だと思います。

ペルーの元大統領アルベルト・フジモリでさえ、日本に亡命したとき、家族が除籍していなかった日本の戸籍を理由に国籍のある日本人として日本に滞在していました。日本政府は二重国籍を認めて亡命者として保護しました。ペルーの日本大使館事件の負い目があったのかもしれませんけど。

どこの国でも二重国籍(それどころかもっとたくさんの国籍持っている人も世界にはいるようですけど)がことさらに問題になるのはいずれの国の政治家、国会議員になっているケースなので(フジモリにいたっては大統領ですよ)、どんなに遅くとも選挙に初出馬する前にちゃんとしておくべきこと。

本人がこれまで通り日本の政治家を続ける意向がある以上、あとはこの事態を民進党として、そして最終的には有権者がどう判断するかの問題ですね。国会議員は選挙で決まるものなので。ただ、普通の感覚ならばまず民進党は彼女をいったん除名するものなのではないかと。それぐらいの落とし前はつけないと、蓮舫を党首にしたところで党のイメージはいっそう悪くなると思いました。

ただし、お子さんの名前については、私は蓮舫の言い分はもっともだと思います。だいたい今時の日本人が、自分たちの子供にどんな名前をつけているか考えてみれば、ものすごい言いがかりでひどい中傷だと思います。昔から日本であった名前なんてしわしわネームっていわれるんでしょ? それを言うなら海外に移民した日系人子孫の日本名のほうがよっぽどちゃんとしてる。米国のアイスダンスの兄妹ペアのアレックス&マイア・シブタニさんたちなんて、日本風のミドルネームは「ひでお」と「はるみ」ですよ。外国に移民したって、その国の国民になってもそれはそれ、でも自分のルーツを忘れたくないと思うのは日系だってそうじゃないですか。

よっぽど蓮舫の子供たちのほうがまともな名前をしている。日本語として漢字の読みは正しく、おそらく中国語としても発音は同じだろうし。あと蓮舫という名前も中国語でも日本語でもそう読めるわけで、そういう意味で名付けた人はちゃんと考えていたんだろうなと感心するぐらい。愛着があっても当然だと思いました。