先日のこのエントリを書いていたときもつくづく思ったのですが、強姦は被害者の親告罪にはしてほしくないです。通報があれば、時間めいっぱい捜査して、起訴に足る証拠があれば起訴してほしい。有罪か無罪かは裁判で決着をつければいいのだから。

同時に、そのためにも起訴されて判決が出るまでは容疑者は推定無罪という原則は守られるべきものだと思います。明らかな現行犯逮捕ならばともかく、逮捕されたらすぐに犯罪者確定みたいな形でマスコミが報道したり特集を組むのはどうかと思います。とはいえ、報道の自由がある以上特集組むにしてもあくまで容疑の段階だということを強調しておかないと。ましてや「加害者とされる人」や「被害者とされる人」を見たことがある人や知り合いにインタビューしてどんな人か聞き出し、それを一方的にダダ漏れさせるなんてひどい話だと思います。

示談という結果についても。たとえば高畠裕太の弁護人のコメントにあった「裁判になっていたら無罪になっていた可能性がある」というような言い分に他人が逆上するあまりに、「それなら示談を申し出るのではなくて逆に被害者を訴えろ」なんて言い方、積極的であれ消極的であれ示談に応じることに決めた被害者を加害者よりもよっぽど傷つけると思います。

有名人が関わると、当事者双方の意向以上にその二人の周りにいる人たちの思惑のほうが強く働くのだろうなと思います。被害者側も事件に関わろうとした仲介者なり代理人がいたわけで、その人たちの意向も反映されてしまうだろうし(客観的に考えて、裁判するより示談に応じた方もそうした関係者たちも得になるとか。身内ならばこれ以上騒がれたくないとか。そういう理由で示談に応じるケースは少なくないと思います。ほとんどがそうとも言えるかも)。

だからこそ起訴か不起訴が決まるまで、あそこまで外野が騒ぐのはよくなかったのではないかとさえ思えるのです。

無責任に正義を振りかざす他人の方がよっぽど始末に負えないとすら思いました。

 

あと、男性が被害者になり得る例としてここにあるように女性から男性への性犯罪というのもあるし、もちろん同性に対する性犯罪というのも男性女性問わずあるので、いずれにしても法改正は必要ではないかなと思います。

性犯罪の親告罪削除を 刑法改正の要綱を答申 | NHKニュース

法務大臣の諮問機関・法制審議会は、明治時代の刑法制定以来、初めて、性犯罪の構成要件を見直す法改正の要綱を採択して金田法務大臣に答申し、被害者…