今回のエントリはレイプについての非常に不快な内容ですので、あらかじめお断りしておきます。

ごぶさたいたしました。いろいろあってブログに時間を割けませんでした。といいつつも、いわゆる小学校の夏休み中、オリンピックを見たり、解散が決まったSMAPの番組を見たり、録画されていたTHE ICEを見たり、公開されている真央ちゃんのSPを見たり、それらに伴う記事を読んだり、「見る」そして「読む」時間はそれなりに持てていたと思います。そして最近ですと、パラリンピックやサッカー日本代表最終予選ですかね。アウトプットが面倒になってしまっていただけで。

そして高畑裕太氏の事件についても。

ここからは自分でも書いていながら大変不快な内容です。繰り返しになりますがあらかじめお断りしておきます。


私が想像していたよりも早く釈放されてしまった(私は拘留期間めいっぱい拘束して、でも起訴できなかったという結論になるだろうなと思っていました)ので、後出しのようにとられても仕方ないのですが、マスコミの報道を見聞き、そして読んでいてずっと感じていたのは、この加熱した報道、そしてみんな知ったかでいろいろ言っていましたけど、そこまで踏み込むのって、一応起訴されてからやらないとまずいんじゃないのかな、ということでした。

ネットで読んだ大手の記事で書いてあったことってこういうことだったと思います。

・アメニティグッズ(歯ブラシ)を持ってきてほしいと頼んだが、レイプが目的で計画的にフロント係を呼んだこと、計画性は最初から否定している。

・我慢できずにやって(セックスして)しまった、と最初から本人は言っている。でも、無理矢理やったとは最初から言っていない。我慢できずにセックスしたというのと無理矢理セックスしたというのは似て非なる言葉。弁護士も馬鹿じゃない限りそこは指摘するだろう。しかも合意だったかそうじゃないかという言い方は警察はしていない。ただし、マスコミはそれを恣意的に解釈して強姦を認めたと報道している。

・通報したのは当事者ではなく知人。けがをしているということで強姦致傷の容疑(それならば本人が告訴しなくても容疑としては成り立つから)で警察はすぐさま動いた(とはいえ、通報されてから逮捕された時間の短さからもわかるとおり、逮捕時までにけがの具合を医師が正確に診断していなかった可能性も残る)

・被害者は警察でまともにしゃべれる状態ではないとのこと(つまり被害者自身がまだ強姦被害を告訴していない可能性もある。弁護士にとってはチャンス)。

・高畑淳子氏(そして今日の弁護士の発表もそうでしたが)は「被害者とされる方」と言っていたこと。「被害者」だとは捜査の途中だから決めつけられないし、加害者側としても推定無罪の原則からも「被害者」とは言いようがない、というのは善し悪しはともかく理屈としてはわかる。でも、なんでそれなら「被害を訴えている方」にならないの?という疑問。結局、当事者の女性は、まだ強姦被害を自分では告訴しておらず、実際知人が通報しただけの段階だから「被害者とされる方」としか言いようがなかったのではないか(弁護士の入れ知恵だったのか、実際警察がその方のことをそういう風に表現したのか、もちろん私は知りませんが)。

・高畑淳子氏も当事者の女性には会えていない状態。当然、話も聞いていない。そして警察からは高畑裕太氏と事件そのものについては話したらそこで面談ストップになると禁止されたものだから、善し悪しはともかく、双方の言い分すら直接聞いていない以上、正確にはわからない。わからないものはやっぱりわからないとしかいいようがない。でも、24時間テレビという某テレビ局のドル箱チャリティー番組の前には会見しないと収まらない状況。少なくとも仕事関係には迷惑をかけていることは事実だし、そこの部分でしか謝罪のしようがない。たぶん24時間テレビがなければ、あんなに早く会見しなかったんじゃないかと。

・けがの内容で報道があったのは手の部分。これは被害者として主張するとなると根拠として弱くて不利になりかねない。レイプとして起訴される手口でよくあるのは「薬を飲まされ意識混濁してしまって抵抗できなかった」パターンがあるけど、薬についてはどこも言及はなし。あるいは襲って無理矢理意のままにさせたいならば、頭や顔を殴るパターンがレイプ常習者ではありがちなのに、顔と頭を怪我したとはたしか言及されていない(強姦致傷まで起訴できるのだろうかと)。

ここまでが報道で読んで私が受けた印象でした。以下は釈放について。

・「自分は合意の下セックスしたつもりでいたけど、女性にとってはそうではなかった、それならそれは申し訳ない」という意味で示談金を提示するでしょう。女性はあんな目に遭って、しかも社会に注目されてしまって、もとの仕事に戻るどころじゃないから収入だってなくなる。そりゃ損害賠償という意味で示談金払うと申し出るのもわかる。お見舞い金ってやつですか。

・なお、合意の下でというのは、天然馬鹿で心からそう思っていた可能性もあるし、合意じゃなかったとわかっていながら嘘ついている可能性もある。とはいえ、逮捕時にぐっすり寝てたらしいので、それ考えると前者の可能性が高いとみなされがちになって非常に始末が悪い。精神鑑定受けさせて、こいつはサイコパスだから寝てたんだという検察側は主張することもできないことはないと思えるけど、そうなると今度罪自体問えるのかという話になる。弁護士だってその点を主張しますよね。高畑裕太氏が「危ない」人だという評判が、彼に有利に働いてしまうこの不条理。


……ここまで「加害者とされる人」が有利な状況だもの、弁護士だってそりゃ強気に出て、交渉成立させて、あんな発表するよという印象です。

実際に何が起こったのかは高畑裕太氏の弁護士ですらその女性から直接聞いていないらしいので当事者の2人しかわかりません。交渉相手は、女性の弁護士なり通報した知人か、あるいは仲介者だったと思われますが、女性が望まない性行為をされたのは事実だったのでしょう。でも自分で告訴しないと何も話は始まらないんだなと。

一方で、告訴して裁判に勝ち、相手を刑に服させたり、民事でも訴えて慰謝料を取るより、示談金のほうが明らかに高く確実となると、積極的であれ消極的であれ女性側が示談に応じるのは、全く恥ずべき選択ではないし、女性の立場に身を置いてみればなおさらそう思います。もうできるだけふんだくってやれというのも選択肢として当然ありますよ。そこを外野がやいのやいの責めるのは気の毒。

ここからは高畑裕太氏に対して高畑淳子氏がどうするかの問題ですよね。まずは半ば強制的に入院させたみたいですけど、釈放されたときの様子を見てもあれじゃあ「心神耗弱」を主張しても通用しそうな異様な態度。それが仮に演技だとしたら、彼は親譲りの名優なのかもしれません。


過去の高畑裕太氏の番組の実際の発言や行動の動画そのものをいくつか見たのですが、あの人ってやっぱり変だと思ったことがひとつありました。

なににつけてもあの人「このチャンスを逃したら、そんなチャンスは二度と巡ってこない」と考える傾向があるんですよ。なんなんだろうと。

2世タレントなんて、そこまで切羽詰まらなくてもチャンスなんて2度も3度も4度もたくさんありがちじゃないですか。芸能人を志した理由も「2世ブームだったから、このチャンスにのらない手はないと思った」だったし、 清水富美加さんの髪の毛についたご飯粒を食べた理由も「髪の毛にご飯粒がつくなんてことは二度とないと思ったから」とか言ってたし(確かにこれは二度とないことかも)、スタバでマスクをしていた三倉茉奈さんをセクシー女優と見間違えて、トイレの前で待ち伏せしたのも「その女優さんにスタバで会えるチャンスなんて二度とないとないと思ったから」とか言ってたし。

今回の「我慢ができなくなってやってしまった」というのも、そういう思考回路がベースじゃないですか。このホテルの部屋で女の人と二人きりになれるチャンスは2度も起こらないだろうから、なのでしょう。

2世タレントで母親があれだけ売れっ子の女優なんだもの、チャンスなんて一般人に比べりゃたくさんあるだろうに、特別扱いしてもらえるだろうに、実際してもらってるだろうに、なぜそこまで思い詰めるのかと。案外、高畑淳子氏は芸能人として「2世だからってチャンスは何度もあるわけじゃないんだ(特別じゃないんだ)」と息子に言い聞かせていて、息子もそれを言葉通りに受け取っていたのかなと。

いずれにしても読解力って大切です。