(前半部分は、チームチャレンジの前、今から10日ほど前に書きかけたままにしていたものですのでご了承ください)

ジェイソン・ブラウンもけがから復帰するようなので、彼の「出世作」を見ることにしました。

2014年全米選手権。ボストンで行われました。

ボストンの人たちってアイリッシュダンス的なものが繰り広げられると条件反射的に興奮しちゃうんでしょうかね。ボストンっていったらアイルランド人(とカトリック)っていうイメージが私には染みついているので、そりゃリバーダンスだったら観客は否が応でも盛り上がるだろうなと思ってしまうのです。

リピンスキーさん冒頭で「ボストンのリバーダンス」って言ってるのね。日本人がボストンでリバーダンスやったのだから、いわば殴り込み的な大胆な挑戦でした。実際、観客も前半はいぶかしげに見ているもの。にもかかわらず、そうした背景を意識しすぎなかったところ、素直に楽しそうに滑っているところがよかった。

理華ちゃんのアイリッシュダンスの振り付けもおもしろいし、後半への盛り上げ方など本当によくできたプログラムだったと思います。だからこそ、もっときれいに見せるよう気を遣った方がいいのでしょうね。近年の真央ちゃん、そして現在プロフィギュアスケーターとして第一線で活躍している人たちを見ていてつくづく思うのだけど、表現力って結局のところスケーティング技術と氷上での身のこなしの美しさによるものですよ。

とはいえ、オリンピックを目標にする以上、彼女の選曲や振り付けの方向性はすごく合っているし、この路線で、演技を心から楽しんでいるように見える持ち味を伸ばしていくのがいいんだろうなあと思いました。

いちおうリバーダンスの曲を使っているということで知子ちゃんのファイヤーダンスも。

でもたぶんリバーダンスの中の曲っていっても、これ女性のフラメンコ的な踊りの部分を意識した振り付けなんですよね? ともかく、機会があったら「リバーダンス」の公演を見てみたいなと思うようになりました。


チームチャレンジカップのジェイソンのピアノレッスン、いいプログラムですね。来季もやるのかわからないけど、無理して4回転なんて考えずにこういう路線を突き詰めればいいと思いました。それをみんな見たいのだと思いますし。それに、世界で優勝したい、誰よりも優秀だと評価されたいという欲がスケートをやる第一の原動力になっている選手でもなさそうだし。


一般的に考えても、男子の場合PCSの係数が女子より高いわけで、そういう意味でもジャンプ以外の要素がずば抜けて特徴的であるとか他の人ができないような技を備えているのならば、それも加味されてある程度上位で勝負もできるし、いいですよね。男子シングルの得点のつき方はジャンプのできに偏重しているといいますけど、実のところずっと今の女子シングルのほうがジャンプのできに偏重していると私は感じています。

男子の場合、あの着氷、真央ちゃんだったら(これはほかの女子選手だとしてもそうだろうけど)回転不足かGOEがつかなかったり最悪マイナスになったりしてるよ、とか、真央ちゃんだったらそのジャンプに連動してPCSも下げられてるよ、って思うようなのでも意外と評価されていたりするようです。たぶん、その辺がジャンプで大技をやる場合、完璧にできるものじゃなければプログラムに入れないほうがいい場合(女子)と、確率高いわけじゃないけど一か八かでやってみるだけの価値がありそうだという場合(男子)に分かれるのかと思ったりします。