先日名前の表記の基準がよくわからないなどと書いていたのですが、 ねちねち書いていたらある程度願いがかなったようでした。

スケアメエキシビション ↓

隋文静韓聰

中国杯エキシビション ↓

スケアメエキシビション ↓

王雪涵王磊

中国杯エキシビション ↓

深夜2時に確認して「おおブログのネタができたかも」などと思ったり。いや「変更したようなので、ちゃんと変更した📢と書かないとフェアじゃないかな」などと思ったり。

書きたい放題書いている割には、それなりには気を遣っているんですよ。

さて、中国杯が終わって2日ぐらいレコーダーを放置すると、浅田真央のキーワードにひっかかって、網に大量にひっかかった魚みたいに情報番組が録画されます。いちごスプーンは目が点になりながらも、一応チェックしました。ほとんど不毛な時間でしたけど。

いろいろ言いたいことはあります。なぜ佐野稔は「真央ちゃんのSPの構成と同じことができるのはトゥクタミシェワだ」みたいな寝ぼけたことを一度のみならず、ほかの番組でも言うのかとか。荒川静香は「これまでどうやったら点が出るかを考えずにやりたいことにこだわっていたけど、今季は点をとれるプログラムというものを考えるようになった」というようなことを言うのか、とか。なぜ村主千香は、フリーの説明なのに「構成難度を上げた」などというのか、とか。安藤美姫は……意外にもとんでもなく的外れなことは言っていなかった気もするけどごめん、何言ってたかほとんど頭に入らなかった。安藤美姫がテレビに出てくるとそのお顔とお姿に目を奪われて耳が聞こえなくなるのかも。

模範解答はいちいち書きません。

でもね、そんなことよりもテレビ朝日をはじめとする各局の情報番組で何が一番納得いかないかってね、

「表現力」という言葉の使い方です。

いまはプログラム・コンポーネンツ・スコアっていう名称に変わりましたけどね、十年以上前のアーティスティック・インプレッションという言葉に引っ張られてるんじゃねえよ、と言いたいです。それがあるから、PCSもジャッジが感じる芸術的な印象点ぐらいに受け止められてるんじゃないでしょうか。

今季のステップシークエンス流しながら、休養後大人っぽくなったから表現力が上がったなんて寝ぼけたこといわないでください。

ステップだってスケート技術です。確かな技術を元に音をつかみ表現します。真央ちゃんは昔からステップシークエンスは挑戦的で女子ではかなりレベルが高かった。いろんな曲想のプログラムで、ほかの女子選手にはとても真似できないようなひと味違うものを表現していた。

真央ちゃんが休養前、ジャンプのことばかりあれこれ言われていましたが、むしろ彼女が卓越した技術と、それをこなせる体力もとい根性を持っていたのは、ステップの部分だと私は思っていました。でも解説者だってマスコミだって、つまり業界関係者は知っていたのに、あえてそこに触れなかったじゃないですか?と言っておきます。だって本当にわからなかったんだったら、それってフィギュアスケートの業界の人間としてどうよって思うもの。

ツイッターにはお気に入りの投稿を一つピン留めして、ユーザーのページにアクセスするとそれが一番上に表示されるような仕様があります。

だから私は真央ちゃんのソチまでのステップシークエンスだけ集めたという動画のリンクを紹介したツイートをずっとピン留めしているわけです。2007年ぐらいから見ていてすでに涙出てくるよ。

同じ選手の10年にわたるステップシークエンスだけつなげた映像を15分以上見せられたら、たいていの場合飽きてきますよ。たとえば表現力に長けているといわれていたクイーン・ヨナのシニア時代の演技のステップシークエンス全部つなげて見たらいかがでしょう。

でも、真央ちゃんのこの映像、むしろ見応えあるでしょう? しかもトリプルアクセル飛んだり、トリプルアクセル2回飛んだり、3回転3回転を2種類飛んだり(セカンドジャンプの種類がトゥループとループ)、とんでもないジャンプ構成の後でこんなことやってたんですよ。

それにステップシークエンスって、振り付け師が振り付けする選手に対する思い入れが最も反映される箇所じゃないですか。約10年間のタチアナ・タラソワとローリー・ニコルの真央ちゃんへの思いがどれだけ深いもので、真央ちゃんがどれだけその期待に応えていたかがわかると思います。

これを見た後でも、真央ちゃんはずっと昔からステップシークエンスという「表現力」に長けていたと思う私の目のほうが腐っていると思われますか?

また見返しましたど、涙が止まらなくなるのと同時に、なんだか笑みがこぼれてしまった。ニューシネマパラダイスの最後の、昔の映画のシーンを切り貼りしたフィルムを一人映写室で見ていた主人公の気持ちがわかるような感じ(といってももう真央ちゃんでさえその映画が公開されたころまだ生まれてなかったわけですが)。

真央ちゃんとローリーとタラソワが作り上げてきたステップシークエンスは、フィギュアスケートに対する愛そのものですね。それがこれからもまたしばらく続くなんて、幸せなことだと思います。