いやあ、まだスケカナの男女シングル全部の演技のテレビ録画を見終えてないんですよ。

深く考察していませんが、そのつど思いついたことはTwitterのほうに書いていますので、こちらのブログのほうが進まなかったら、そちらのほうをご覧くださいますようお願いします。

で、中国杯の真央ちゃん。

真央ちゃんは女子シングル競技のレベルが上がってきているので「置いていかれないようにしたい」とこれまで何度か言っていました。

そんな中、あのSPのジャンプ構成です。「置いていかれないように」どころか「引き離しにかかってるじゃない」と思いがちになります。でも、SPのジャンプ構成を見て、もしかしたらこういうことなのかな、などと。

昨年女子シングル、なんだかみんなジャンプ跳ぶ割には、ほかのところがバタバタした演技ばっかりだし、その割には点数高いよなあ、と私の目には映っていました。そういうところが選手層が若くなった結果なのかなあ、というようにあまりポジティブに見ていなかったのです。

でもよく考えてみたら、昨シーズンは、多くの女子選手がそれまで自分が跳んできたジャンプよりも難易度を上げているんですよね。そこまでできない場合はスケーティングにもっと力を入れたり。ソチシーズンってオリンピックかかってたせいで、むしろシーズン途中で構成の難易度を下げたり、評判のいい過去プログラムに変えたり、と悪く言ってしまえば、安易なほうに流れがちだったのですが、オリンピックの翌年であった昨シーズンの何が一番興味深かったかというと、選手たちがそれぞれ自分なりのチャレンジをした年であったということに尽きるかと思います。

トリプルルッツを避けていた選手がシーズン後半にはそれをプログラムに入れてきたり、そして極めつけはリーザのトリプルアクセルですよね。

体調とか成長の問題がない限り、その流れは今シーズンも続いていると思います。選手たちは他の人たちと比べて、というよりも、過去の自分よりも上を目指している。

スポーツ競技である以上、当たり前っていえば当たり前のことなんですけどね。その当たり前が案外フィギュアスケートだと通用しなかったりするから。

ともかく、真央ちゃんが「置いていかれないようにしたい」、と言っているのはそういうことなんだな、と。「過去の自分よりも上を目指す」という流れに置いていかれないようにって考えたら、ショートプログラムはああいう構成になりますよね。

だからショートプログラムの世界最高点よりも上を目指さなければならない。まだまだこれからやることはたくさんある、という理屈になる。

中国杯SP、グランプリシリーズ復帰としてはただただお見事でしたが、たとえば音楽の同調性一つとったって真央ちゃんレベルだったらこんなもんじゃないから、まだまだこの先、もっといい演技を楽しみにしてもいいように思います。

ジャンプ後の流れはもう素晴らしいので、これからはジャンプ前の小技も期待できるかもしれないし。グランプリシリーズ終わったらローリーにまた手直しなどしてもらえるといいですね。

フリーも楽しみにしましょう。