フランク・シナトラご生誕100周年祭らしいという話を見かけたので。

シナトラというと、どうしてもエディー・マーフィーが出てた頃のサタデーナイトライブのジョー・ピスコポのものまねばかりが頭に浮かんでしまうんですね。本物のシナトラの動画よりもピスコポのシナトラのほうが見た回数は多いかも。

実際何がどう似てるかというよりも、このSNLのピスコポのシナトラネタは言ってみれば「いまどきの放送ではポリティカル・コレクトネスとかいうものを守らなきゃいけないらしいと思いつつも、つい我が道を行ってしまうシナトラを茶化す」シリーズなのです(実際のシナトラはそんな馬鹿じゃないし、本質的なところでは決して人種差別的な人ではなかったようですが、きっとシナトラならそうしてしまうに違いないと思わせてしまう絶妙さ)。

サタデーナイトライブ40周年記念オフィシャルYouTubeのサイトでアップされていたのはこれ。アメリカで日本車が売れて問題になっていた時代のネタ。日本人としていわせてもらえばひどいものなのですが、基本ピスコポのシナトラネタはこの路線。

でもなんといっても「フランク・シナトラとスティーヴィー・ワンダーによるエボニー&アイボリー」がエディー・マーフィーにとってもジョー・ピスコポにとっても代表作なのでしょうね。これはSNLのオフィシャルYouTubeにはないのです(その裏話についてのビデオしかない。ピスコポはやりたくなかったんだそうです。そりゃシナトラにどう思われるか、考えたらこわいよね)。きょうびネットでアップできないその理由はまあ以下で見ればわかるかと(じゃあ、さっきの日本ネタならアップしてもいいのかというのは、まあいろいろあるんでしょうけど)。

Frank Sinatra & Stevie Wonder Ebony & Ivory

でもね、私はこのスケッチのオチが好きなんですよ。♪You are white. You are black. And who cares?♪  (君は白人。君は黒人。でもそんなことどうでもいいじゃないか)というオチがね。

”Live from New York, it’s Saturday Night !”

ニューヨークは33年前も、それよりも前からずっと尖っていたのかもね。

追記:もしかして、エボニー&アイボリーの原曲を知らない方もいらっしゃるのかもと思ったのでご参考までに。要するに元ネタのエボニー&アイボリーはスティーヴィーらしいかなり洗練された(知的で気取った)曲なんですよ。だから、そういうこねくり回した感じの曲が「理解できない」フランク・シナトラのアレンジがああなっちゃうんですね。