やっぱり大陸予選が免除というのが一番響くのかもしれませんね。

大陸予選免除されたけれども、本大会で優勝した国って最近だとやっぱりフランス? ドイツも優勝できなかったですし。

ブラジルはサッカーの歴史が違う、ブラジルが悪いプレーをしたらみんな容赦なくたたく、ブラジルは負けることが許されない、やれサッカーの試合は戦争だ、やれマリーシアだ、だからブラジルは強い…なんて言われてきましたけど、結局、今回の敗戦は、開催国は予選が免除されてしまう、というのが一番大きかったように思います。くぐってきた修羅場の数が少なかったのかなあ。

ネイマールは前回W杯が終わるまで一度も招集されていなかった選手なんですよね。南アフリカ大会が終わった時点で唯一次の大会の出場権を既に手にしていた国の代表として招集された経験しかなかった。それはそれで、最初から開催国ブラジルの代表としてものすごい精神的なプレッシャーを引き受けることになったのですから大変なんでしょうけど、でも代表として積み上げてきた試合の質とか実際どうだったのだろうか…などと考えてしまいます。

W杯の翌夏にコパアメリカがありましたが、ブラジルは決勝トーナメントの初戦でPK敗退しているんですね。(日本は招待されていましたが、震災のためにJリーグが延期になったり、アジアカップと同じ年で海外クラブから選手を派遣して貰えなかったりしたことから、辞退しました。なお、来夏の大会も招待されていましたが早くに辞退しています。なお、前回大会で日本が辞退した代わりに出場したのが、今回一番の番狂わせを演じたチームと評判になったコスタリカでした。)あとは優勝した昨年のコンフェデレーションズカップ。それ以外は全部親善試合。そりゃ、大陸予選なければそうなっちゃいます。

私はネイマールのバックグラウンドとかよく知りませんけど、彼が昨年まで自国のクラブにいたのは、その辺のところもあったのかなと思います。もちろん、ブラジルがバブルだった時期に重なっていて、サントスがヨーロッパのメジャーなクラブのように、あるいはそれ以上にネイマールにギャラを出せたからわざわざヨーロッパに行かなくても済んだというのもあるでしょうけど、やっぱり公式試合が少ない、大陸も違うとなると、ヨーロッパのクラブに行ってしまうと代表の親善試合に派遣して貰いにくいという恐れがあったのかなあと。実際そういう理由だったんですかね?

ネイマールが代表に選ばれてからの得点数、アシスト数は特筆するべき多さです。それだけチャンスがあろうとなかろうと必ず得点をものにするというものすごい選手だと思います。でも、彼がこの調子でブラジル代表の歴史に残るような卓越した選手になるのかどうか、さらに真剣勝負が多くなるこれからの4年間を見ないことにはわからないのかも、と思ったりもします。逆に言えば、今回のW杯本大会での苦労も今日のような敗戦も彼のセレソンとしての試練として決して無駄なものではないのでしょう。

もちろんこんな理屈はネイマールだけではなく、今回のブラジル代表チームの多くの選手にそれは当てはまります。よく言われますが、チームにベテランがいれば良かった? ベテランのGKだっていましたね。でもPK戦になる時点で感極まって涙目になってたり(でもその試合の場合、それがいい結果につながったと言えるので、こうして感極まってしまうのがよいのかどうかはわかりません)。

実は毎回そうだったのかもしれませんが、今回のブラジル代表って、指摘されてきたようにやたらと涙もろかったように思うんです。 それってサッカーの歴史とか、負けることが許されないとか、そういう精神的プレッシャー以上に、そんなふうに追い込まれる場数が代表チームとして意外と少なかったせいなのではないかと思いました。親善試合だけだとほんと分からないものですよね。

試合の内容もね、早い時間帯にセットプレーでリードされたからって慌てて攻め急ぐことはない、90分で追いつき追い越せばいいとか、とか、攻撃パターンが1つしかない場合それが成り立たなくなると選手は動揺するからいろいろ型を持っておけ、とか、そういうことも含めて、今日の事件は日本代表の今後の参考にもなるように思います。